井原山
いつもは私(T)が「偶には一緒に登りに行こうか?」と誘っても
一向に首を縦に振らないうちのスタッフ(A)。
先週の金曜日に「週末は久々どっか登りに行こうかな・・・」の呟きに
ピクンと反応し
A:「どこ行くっすか?」
T:「決めとらん」
A:「井原山登ってこんすか」
T:「何で?」
A:「オオキツネノカミソリ 綺麗らしいっすよ」
T:「何それ?」
A:「一度観に行きたかったんすよね」
T:「???」
調べてみると ヒガンバナ科の多年草で
井原山の中腹は九州最大の群生地で この時季が満開とのこと。
T:「ふ~ん」
A:「駐車場までの道が狭くて運転しきらんとですよ」
T:「ふつうにアクセル踏んでハンドル切りゃ 行けろ~もん」
A:「対向車が来ること考えたら ムリっす!」
T:「??・・・連れてってやろうか?」
A:「(にた~っと笑いながら)いいっすか?」
てなことで 半ば嵌められたような形で 初めて一緒に登ることになった。
更にスタッフがいつも一緒に登っているという相方のオマケ付き(笑)
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ところが登る予定の日曜午前中の天気予報が
山行を決定した金曜日には晴れだったのに どんどん怪しく変化していき
土曜日の昼過ぎには雨の予報に・・・
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日曜日の朝5時半 スタッフを迎えに行き
四箇田団地で相方を拾う頃までは 微妙にぱらついていた程度の雨が
日向峠に差し掛かると ドッシャ降り!。
それも ムチャ降り的な ドシャ降り!!!。
なのに 誰も「引き返す?」の言葉を発することなく
の~てんきに?登山口駐車場へ向かう。
しかし内心は全員「あ~合羽着て登りたくねぇ~」(後に判明)。
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最後の集落を過ぎた辺りから 急に道幅が狭くなり
路面が荒れ 勾配もきつくなる。
いつもならアクセル全開で走る場面で
この日は流石に ゆっくり安全運転(涙)。
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ドシャ降りの雨も登山口駐車場に着く頃には殆ど止み
空も少しずつ明るくなり始める。
6時45分に駐車場着。
既に5~6台が先着していて
皆空模様と相談しているようで 車の中で待機していた。
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程なく 最初の一組目が登り始めると
皆バタバタと準備を開始し
我がパーティも7時10分に登頂開始!
雨のお陰もあって いい感じに涼しい。
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登山ルートに入るやいなや そこここにオオキツネノカミソリの群生が。
初めて見る光景に 圧倒されました。
この日はまだ満開ではないらしかったのですが
それでも見事な光景でした。
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オオキツネノカミソリだけでなく
ヤマアジサイや
ハンカイソウ(たぶん…)やら 他にも多くの花が咲いとりました。
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と 余裕をぶちかますのはこの群生を見終わるまで。
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その先 井原山への尾根までは ちょ~急登!!
しかも朝一の雨で ヌチャヌチャ ニュルニュル。
さっきまでの沢沿いで気持ちよいルートとまるでちゃいます。
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それでも ワーワー言いながら登っていると
着くモンです。
出発から2時間後 山頂へ到着!
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珍しい ツーショット!
貴重です。
この先 二度と拝めないかもしれません。
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天気も何とか回復し 糸島市を望むことも出来ました。
この日は山頂も涼しく 24度で
心地よい風が吹いてました。
どうなることやらと心配させた雨 さまさまです。
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下山後はぐるっと三瀨の「やまびこの湯」へ立ち寄った後
相方お薦めの「IBUSUKI」絶品ベーコンサンドで
ちょっと遅いランチしました。
速攻胃袋に入ってしまったので ベーコンサンドの写真はありません。
三瀨に行ったら 間違いなく蕎麦よりベーコンサンドです。
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偶には こういう賑やかな山行も楽しいもんやね
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