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井原山

2014年07月29日

いつもは私(T)が「偶には一緒に登りに行こうか?」と誘っても

一向に首を縦に振らないうちのスタッフ(A)。

先週の金曜日に「週末は久々どっか登りに行こうかな・・・」の呟きに

ピクンと反応し

A:「どこ行くっすか?」

T:「決めとらん」

A:「井原山登ってこんすか」

T:「何で?」

A:「オオキツネノカミソリ 綺麗らしいっすよ」

T:「何それ?」

A:「一度観に行きたかったんすよね」

T:「???」

調べてみると ヒガンバナ科の多年草で

井原山の中腹は九州最大の群生地で この時季が満開とのこと。

T:「ふ~ん」

A:「駐車場までの道が狭くて運転しきらんとですよ」

T:「ふつうにアクセル踏んでハンドル切りゃ 行けろ~もん」

A:「対向車が来ること考えたら ムリっす!」

T:「??・・・連れてってやろうか?」

A:「(にた~っと笑いながら)いいっすか?」

てなことで 半ば嵌められたような形で 初めて一緒に登ることになった。

更にスタッフがいつも一緒に登っているという相方のオマケ付き(笑)

ところが登る予定の日曜午前中の天気予報が

山行を決定した金曜日には晴れだったのに どんどん怪しく変化していき

土曜日の昼過ぎには雨の予報に・・・

日曜日の朝5時半 スタッフを迎えに行き

四箇田団地で相方を拾う頃までは 微妙にぱらついていた程度の雨が

日向峠に差し掛かると ドッシャ降り!

それも ムチャ降り的な ドシャ降り!!!

なのに 誰も「引き返す?」の言葉を発することなく

の~てんきに?登山口駐車場へ向かう。

しかし内心は全員「あ~合羽着て登りたくねぇ~」(後に判明)。

最後の集落を過ぎた辺りから 急に道幅が狭くなり

路面が荒れ 勾配もきつくなる。

いつもならアクセル全開で走る場面で

この日は流石に ゆっくり安全運転(涙)。

ドシャ降りの雨も登山口駐車場に着く頃には殆ど止み

空も少しずつ明るくなり始める。

6時45分に駐車場着。

既に5~6台が先着していて

皆空模様と相談しているようで 車の中で待機していた。

程なく 最初の一組目が登り始めると

皆バタバタと準備を開始し

我がパーティも7時10分に登頂開始!

雨のお陰もあって いい感じに涼しい。

登山ルートに入るやいなや そこここにオオキツネノカミソリの群生が。

初めて見る光景に 圧倒されました。

この日はまだ満開ではないらしかったのですが

それでも見事な光景でした。

オオキツネノカミソリだけでなく

ヤマアジサイや

ハンカイソウ(たぶん…)やら 他にも多くの花が咲いとりました。

と 余裕をぶちかますのはこの群生を見終わるまで。

その先 井原山への尾根までは ちょ~急登!!

しかも朝一の雨で ヌチャヌチャ ニュルニュル。

さっきまでの沢沿いで気持ちよいルートとまるでちゃいます。

それでも ワーワー言いながら登っていると

着くモンです。

出発から2時間後 山頂へ到着!

珍しい ツーショット!

貴重です。

この先 二度と拝めないかもしれません。

天気も何とか回復し 糸島市を望むことも出来ました。

この日は山頂も涼しく 24度で

心地よい風が吹いてました。

どうなることやらと心配させた雨 さまさまです。

下山後はぐるっと三瀨の「やまびこの湯」へ立ち寄った後

相方お薦めの「IBUSUKI」絶品ベーコンサンドで

ちょっと遅いランチしました。

速攻胃袋に入ってしまったので ベーコンサンドの写真はありません。

三瀨に行ったら 間違いなく蕎麦よりベーコンサンドです。

偶には こういう賑やかな山行も楽しいもんやね