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大人の社会派ツアー

2018年10月05日

以前から興味があって参加したいと思っていた

「大人の社会派ツアー」

特に興味があったのは

宇部興産の伊佐セメント工場・専用道路・特大トレーラー整備場を巡る

「セメントの道」ツアー。

とある日、何気にスタッフIさまが

「これ興味あるんすよね」

話は早いと、即参加申し込み。

10月2日分に申し込んで参加してきました。

集合場所の一つである山口宇部空港からスタート

平日だからか約8割以上が年上。

全ツアーの中で一番人気のツアーと言うことで

この日は東北や関東からも参加されていました。

過去北海道からの参加者もいらしたそうです。

この「セメントの道」には土曜日スケジュールのツアーもあって

募集開始から2週間もしないうちに満席になるそうです。

この日も募集定員40名が満席でした。

全国からの参加者のことを考慮して観光地も押さえておきたいらしく

まずは秋芳洞に向かいました。

洞内を散策するのは30年ぶり?かな??

観光会館で昼食を摂った後

このツアー最大の見所である伊佐セメント工場に移動します。

は中国自動車道・美祢インターのすぐ近くにある

石灰石採掘場がこちら

半径約1キロ!

圧巻です!!

Googleマップで確認するとこの規模の採掘場が

他に4箇所あるようです。

あまりの規模に

構内の採掘に使われている60tonダンプがミニカーのように感じられます。

普段街中で目にしている大型ダンプが10ton前後だから

このダンプはその6倍もの積載量です。

最大80tonダンプもあるそうです。

写真ではその規模が全く伝わらないのが残念です。

この採掘場では先日観に行った映画「オーバードライブ」の

ロケが行われました。

採掘場を後にして宇部興産本社へ向かいます。

伊佐工場と宇部工場を結ぶ約32キロの宇部興産専用道路

日本一長い私道を通行します。

特大トレーラーを走らせる専用道路ですが

ツアーでは特別な通行許可を受けて通行しています。

途中、中国自動車道を跨いでいて

私道が高速道路を跨ぐのはかなり異例なことらしいです。

指定座席の位置が悪くて写真撮れなかったので

ウィキペディアの写真を拝借して m(_ _)m

高速道路にしか見えないでしょうが

紛れもない片側2車線の私道です。

宇部セメント工場への途中

トレーラー整備場へ寄りました。

長さ約30M、総重量約120ton、タイヤ34本、最大積載量約88ton

全てが規格外ダブルストレーラーの専用整備場です。

このトレーラーを整備できる会社がなかった為

社内で整備するため道路脇に整備場を作ってしまったそうです。

規格外だらけの空間にいると段々とスケール感がおかしくなってきます。

興産道路は私道であるため

この特大トレーラーを無免許でも運転できるそうです。

実際に3ヶ月の研修を受けた後

特別な免許なく運転しているとのことです。

整備場から宇部セメント工場への宇部港では

全長1,020m、高さ約36mの興産大橋を渡りますが

ここも写真が撮れなかったので再び m(_ _)m

この橋もトーゼン専用道路です。

興産大橋を渡り終わったら一般道と平面交差しているのですが

専用道路への誤進入を防ぐために鉄道の踏切が設けられています。

再度 m(_ _)m

この踏切は「ダウトを探せ」「ナニコレ珍百景」で紹介されました。

さらに興産大橋では「オーバードライブ」や「サバイバルファミリー」のロケ

それ以外にも様々なプロモーションビデオの撮影にも使用されているそうです。

 ツアー最後は宇部興産ショールーム「UBE iPlaza」

 探鉱から始まった宇部興産の歴史について説明を受けました。

父親が宇部興産で働いていたのですが

材料や資源をゴミ出すことなく100%使い切る技術

早い時期からリサイクル意識の高い会社だとは全く知りませんでした。

小学生の時 教科書に光化学スモッグ公害で載っていて

そんな悪いイメージを持ち続けていましたが

専用自動車道を造るに至った経緯など

とても素晴らしい会社だったのですね。

毎年開催されているので 良かったら参加してみてください。

スタッフIさまも過去に見たことのない笑顔で

大満足のツアーでした。

おまけ

「草江(くさえ)駅」

山口宇部空港から徒歩5分のJR最寄り駅ですが

なんと無人駅なのでございます。

国際線もある空港の最寄り駅が無人駅だなんて

なんか凄くないですか????