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野火

2015年07月28日

大岡昇平の小説を塚本晋也監督が映画化した作品。

50年前に大村崑監督が映画化していました。

塚本監督は主役も務めています。

太平洋戦争末期 日本の劣勢が固まりつつある中でのレイテ島が舞台で

飢餓と暑さのために極限状態に追い込まれた日本兵の姿を描いています。

「戦争の痛みを伝えていかなければいけない」という

塚本監督の熱意が伝わってくる映画ですが

終盤 戦場の生々しい映像がこれでもかという程出てきます。

自分としてはやり過ぎた感が逆にリアリティさを失ってしまったように思いました。

しかし安保法案で色々議論されている中

戦争の悲惨さを再認識するきっかけとなる映画ではないでしょうか。

なつやすみの巨匠に出演していたリリーフランキーがここにも...

事前情報を得て観に行っても ホントに?と思ってしまう程

見事な役のこなしでした。

KBCシネマで上映中です。

生々しい映像が苦手な方は観覧を遠慮された方が良いかと・・・