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消費税増税で新築一戸建てはどうなる?

2013年01月30日

消費税の増税法が国会で成立したという話題は、ご存じの方も多いと思います。
法律では2014年4月1日から税率を8%に、2015年10月1日から10%にと、2段階で税率を引き上げるようです。
実施するかどうかは景気動向を見極めて時の政権が判断するとしていますが、法増税される可能性は高いでしょう。
その時、家を買うにも消費税はかかってきます。
土地には課税されませんが、建物が課税対象なのです。住宅価格は金額が大きいだけに、消費税もそれなりかかってきます。

例えば建物の税抜き価格が2000万円だとすると、消費税がその5%で100万円になり、合計すると建物の税込み価格は2100万円ということになります。
消費税が8%に引き上げられた場合、2000万円の建物にかかる税金は160万円となり、60万円のアップになります。
さらに税率が10%になると、消費税額は200万円と、今の2倍になる計算です。建物価格は最終的に2200万円に上がるのです。

なお、法律では税率引き上げによる負担増を緩和するため、経過措置も盛り込まれています。
工事請負契約の場合、税率引き上げの半年前までに契約すれば引き渡しが税率引き上げ後になっても、旧税率が適用されるというものです。
なので、2013年の9月30日までに契約すれば引き渡しが2014年4月1日以降でも5%のままなのです(ただし2013年10月1日以降の設計変更により増額となった場合には、増額部分のみ8%となります)。

建売一戸建てを購入する場合は売買契約なので、原則として引き渡し時点の税率が適用されます。

このほか、住宅を建てる人への影響を考えて、減税などの負担緩和の措置が取られることも検討されているようです。これから家を建てる人は、今後の動向に注意しておきましょう。